光通信のデータ送信を担うTOSA

TOSAは光ファイバーを用いる光通信のデータ送信側を受け持つ装置で、電気信号を光信号に変換して送り出すのが主な役割です。受けて側のROSAとの協調が重要で、受信側の信頼性や性能も光通信には欠かせませんが、TOSAはその一端を担っています。時にキロメートル単位で配線が行われることもある光通信は、光ファイバーに送り込む光信号の質が安定性に影響します。TOSAはLDチップと呼ばれる部品が電気信号の電流を受けて、光の発光が発生して送信の準備が行われます。

発生した光はLDチップ内で反射して、増幅されたものがレーザー光になります。レーザー光は集光されてレセプタクルという部品に送られた後、光ファイバー内を通ってROSAに到達します。TOSAは電気信号と光信号の両方を扱いますし、光については発光させて送信する役割があるので責任重大です。大規模なネットワークでは大量に使いますから、不良品の割合が大きいと設置や運用の業務の妨げとなるので大変です。

そのため製造メーカーは使用する現場で不良品にあたらないように、高いレベルで品質管理を行い出荷しています。高度で信頼性が問われるTOSAは、扱い方が難しいとうっかり壊してしまう恐れがあるので、扱いやすく信頼性も保たれるようにモジュール化されています。モジュールは半導体部品を保護する形に覆っていますから、素手で触れたり多少埃が多い場所でも簡単に壊れることはないです。

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